ちょっとした事でも
気軽に話ができる
居心地の良い会社です
治験コーディネーター
2018年新卒入社
東京本社 T.W
現在の仕事内容について教えてください。
入社後はクリニックで皮膚科や泌尿器科などの慢性疾患の試験を担当していましたが、3年ほど経った頃に今の大学病院に着任しました。消化器内科や泌尿器科領域のがん試験に長く携わっており、最近は循環器内科の試験にも携わっています。大学病院では院内CRCさんや他社CRCさんが近くにいらっしゃるので、その姿からも学べることがあり思わぬ魅力になっています。クリニックと病院、どちらにも面白い側面・大変な側面があり、その両方を経験できたことは現在のCRC業務に非常に活かせていると感じています。
当社を志望した理由について教えてください。
正直なところ、有給休暇付与日数が多いなどの福利厚生面が大きな決め手です(笑)。いくら有給休暇があっても消化できなければ意味がないですが、幸いにもチームメンバーに恵まれ、休みたいところで休ませてもらえるのでとても助かっています。在学中は管理栄養士としての就職も少し迷いましたが、個人のコミュニケーション能力が試される面白そうな仕事だなと思いCRCを選びました。もうすぐ7年目になりますが、学びの絶えない職業だと感じていますし、当時の選択は正解だったと思います。
学生時代に学んでいたことについて
教えて下さい。
栄養学科で管理栄養士になるための勉強をしていました。国家試験に向けて友人と勉強に励んだ日々が懐かしいです。病院実習では、栄養サポートチームの病棟回診を見学させてもらったこともありました。職種は違えど、もしかしたらその当時から病院で働くことを何となく想像していたのかもしれません。
入社されてからこれまでに印象に残っている
エピソードがあれば教えて下さい。
嬉しいことも悲しいこともたくさんありましたが、患者さんから「治験が終わったらもう関わりはなくなってしまいますか?」と尋ねられることが何度かありました。がん試験では、治験薬が効かなくなってきたシビアな局面でこうした問いかけをされることがあります。 患者さんが初めて治験の説明を受ける時、標準治療と治験のどちらを選ぶべきか、最初は迷われている方が大半です。中には治験に対してポジティブな印象をお持ちでない方もいます。それでも、一縷の望みにかけて勇気をもって治験を選んでくださり、そこから関係性を構築していく中で、患者さんからこんな言葉をかけてもらえるのは、病院で治験に携わっているCRCならではですし、CRC冥利に尽きるなと感じます。
仕事のやりがいを感じたエピソードを教えてください。
患者さんが試験に参加するための基準が厳しい難易度の高い試験で組み入れができた時や、契約を満了できたりした時に喜びを感じます。同意取得後でも、患者さんの体調が悪化して治験薬の投与基準を満たさなくなった、検査手順が煩雑で再度実施しなくてはならなかった等、実に色々な障壁があります。大学病院では、数種類の検査予約を期間内に組み込むこと自体が難しいのですが、個人的にはCRCとして調整力が試される面白いところだとも思っています。 また、治験責任医師や治験分担医師から頼りにされると、期待に応えたくて俄然モチベーションが上がります!様々な困難を経て治験薬の初回投与が無事に終わった日は、言い得ぬ安心感と充足感に満たされます。すべては治験スケジュールに協力してくださる患者さんと医療スタッフのおかげなので、感謝の気持ちしかありません。
社内の雰囲気について教えてください。
病院で終日勤務していることが多いので会社へ帰るタイミングは稀ですが、会議などで帰社した時に久々に同期の顔を見ると安心します。お互いの近況を話す時間は和気藹々としていますが、頑張っている同期の姿を見ると、同時に刺激も貰えて自分も頑張ろう、という気持ちにもなります。先輩や上長も気さくに声をかけてくださって、ちょっとしたことでも話せる距離感に居てくれているので、全体的に和やかな雰囲気だなと感じています。
今後の目標について教えてください。
患者さんが安心して治験に参加いただける環境を整えることです。具体的には”話を聴く”ことを意識していて、内容に応じて医師や看護師にも情報共有しています。治験中CRCは患者さんと密に関わりますが、治験が終わった後もその患者さんの治療は続いていきます。いざ通常診療に戻った時、患者さんが困らないよう細かなことでも出来るだけスタッフ間で共有することが大事だと思っています。患者さんを置いていかないように、あくまで治療の主体は患者さんである、という意識で仕事をしています。
ある日のスケジュール